桜の木にツミが営巣、そして雛の誕生


 猛禽類のツミは、人を恐れることなく街の中でも営巣するようです。公園など桜の木に巣作りしているのを見ましたが、この状況は川沿いの桜並木に、しかも歩行者が行き交う場所に作りました。

 こうした悪条件の元でも無事に雛が孵りました。良く確認できませんが一羽だけのようです。

 

 猛禽類は、オスが餌を採ってきてメスが受け取り、それを捌いて雛に与えるというケースが一般的です。

 ツミも同じで、営巣場所に近い桜の枝の上で餌の受け渡しが行われました。オスが餌の受け渡しポイントを鳴き声で知らせるとすかさずメスが飛んできてオスが掴んでいた餌を受け取ります。

 この間は、数秒の出来事です。

 

撮影場所;東京都町田市

撮影日時;2018.6.18 10時30分

 

 育てている雛は、一羽だけのようです。

 雛の数が多ければ頻繁に給餌が行われますが、このツミの家庭では一人っ子政策で大事に育てているようです。

 小さい時は餌を切り分けて与えていたようですが、生まれてから4日も経つと、雛の前に餌を置いて勝手に食べさせていました。

 親が餌を持ってくると雛が一斉に羽をばたつかせて奪い合いをする、そんな光景は皆無で全く静かな状況でした。

撮影場所;東京都町田市

撮影日時;2018.6.21