平塚にある葦原には、今年、二組のヨシゴイカップルが営巣したとのことで、沢山顔を出し楽しませてくれた。
ここの場所は、陽が出始めると遮るものがないため、朝の涼しい中しか撮影には向いていない。
到着すると、カメラマンは私を含めて二人だけで、この時期はめっきり少なくなっている。
ヨシゴイは、遮蔽物がないため炎天下での撮影となり、葦原から現れるのをじっと待つしか手立てがない。それでも田圃や川にいるのを探すより、ねぐらを押さえていた方が効率が良い。
今日のヨシゴイは気分が良かったのか、着くなり先に行っていたカメラマンが、川に自生する葦に向かってシャッターを押している。よく見るとレンズの先には、綺麗な亜麻色をしたヨシゴイが葦の枝に止まっていた。
このヨシゴイ、成鳥のように警戒心がなく、大きさや色は成長と変わらないが、もう一人のカメラマンは「恐らく幼鳥でないか」と言っていた。
幼鳥のヨシゴイは、葦の枝を強く蹴り上げ飛び立っていった。
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