アオサギが華麗に魅せた鮎漁

 今日は、先輩野鳥カメラマンのTさんと連れ立ってササゴイのオイカワ漁を撮影に遠征しました。

 ササゴイは木陰がないため炎天下の撮影となり、熱中症には充分気を付けなければなりません。ササゴイの気分次第ですが早朝の狩りを期待して早めに出発しました。圏央道の高雄山インターから高速を使い現地の狭山市には6時前に到着、簡単に朝食を摂って待つこととしました。(圏央道;首都圏中央高速道路の略称)

 

 平地は相変わらずの高温続きですが、山間部では大気が不安定となるのでしょう、降雨により川の水は幾分多めのようです。

 

 ササゴイを待つ間は「川蝉」がきて楽しませてくれます。幼鳥なのでしょう、二羽でやってきて追いかけっこをしていました。

 

 見渡すと何時の間にかカメラマンは増えていて、川蝉を狙っていました。川蝉撮りは地元カメラマンの人気だそうで、合間にササゴイを撮っているとのこと。地元だけに余裕があります。

 

 ササゴイが現れたのは8時過ぎ、遅い出勤でした。狙ったポイントより上流で、河原があり小川が流れ込む中州に三羽のササゴイが舞い降りるのを確認しました。一緒にいたカメラマンが現場に急行しました。

 

 現場に行こうとした矢先、一羽の鷺が舞い降り、その途端、大きな羽を広げて首を長くしながら一匹のアユを捉えているのが見えました。とりあえず、シャッターを押し続けましたので、一連の採餌行動は撮影できました。この鷺は捉えた瞬間、空中に舞い上がり何かに警戒していました。よく見ると朝到着した時に見かけたアオサギです。

 

 ササゴイの漁場だけあり、魚は豊富です。このアオサギ、狩りが上手なようで競争相手もいないため我が物顔に動き回り、大きなアユを三匹仕留めていました。

 ササゴイのオイカワ漁に早く移動しなければと思いながら、アオサギが鮎を捕獲する迫力のシーンに魅せられ、すっかり夢中になってしまいました。 

 咥えた鮎は、頭から一飲みしました。

 魚が泳ぐポイントに狙いを澄まし、長い首を一気に伸ばして獲物を捕獲。鮎をゲット。

 ササゴイのオイカワ漁に似ていますが、アオサギのアユ漁は体が大きくて迫力満点です。

 ササゴイを待つ間に楽しませてくれた「イカルチドリ」

 中州の河原にきて漁をするササゴイ、撮影前に大物を仕留めていて漁は終了、羽のストレッチをした後飛び去った。

   補正値;+0.7 、絞り;f10 (川面が反射するため補正が必要)

 

撮影地;埼玉県狭山市

撮影日;2018.8.6