ツツドリと間違えたキジバト

 清川村にある山奥の公園は、連日野鳥のツツドリを目当てにやって来たカメラマンで大いに賑わいを見せています。

 

 今年の桜並木は、消毒が行き届いたのか毛虫の発生が少ないようです。昨年などは、桜の木の下からツツドリを狙って待っていると、女性カメラマンが大きな悲鳴を上げていました。頭の上に毛虫が垂れ下がりそれにびっくりしていたのです。

 

 毛虫はツツドリの大好物なので、ツツドリを撮りたければ我慢しなくてはいけないのですが。

 公園に来られる方は、毛虫は不快としか思いませんので、管理者に苦情が来れば対応しなければならないでしょう。

 

 野鳥の貴重な食べ物と桜の管理どちらが重要なのか、毛虫が来年出てくる芽を食べてしまうと花の付きは悪くなるので問題がありますが、管理だけならば通路以外の桜林は自然のままに残していくのに問題なさそうです。できるだけ自然環境を壊さないで残していくことも山奥の公園が持っている「使命と役割」の様な気がしてなりません。

 

 今年やって来たツツドリは、稀少な赤色型が三羽入っており、赤色のツツドリを撮られていない方は願ってもないことだと思います。

 

 ツツドリを撮影していて一羽の野鳥が木の上に止まりました。キジバトです。ツツドリを待っていたカメラマンをがっかりさせましたが、この公園にいるキジバトは胸が赤くて綺麗な色をしていました。

撮影場所;神奈川県清川村 宮ケ瀬ダム湖公園

撮影日時;2018.9.11