山の水場にも、サンコウチョウやセンダイムシクイなど渡り途中の鳥がお立寄り


 先週から、渡り鳥が途中に立寄る休耕田に日参していましたが、今日は以前紹介したことがある秦野市弘法山公園で野鳥観察をすることとしました。

 

 9月を迎えて多くの夏鳥たちが渡りの準備を始めたり、早いものは既に渡り途中にあり、ここ弘法山公園の端にある権現山の頂から多くの野鳥の渡りや途中立ち寄りが見られるからです。

 

 秦野市は水場のない権現山の頂に「バードサンクチュアリー」として保護区域を設け、ここに水場を設置して頂いています。野鳥や野鳥を愛する観察者たちにとって大変感謝している所です。

 

 7時前に到着し野鳥が来るのを待ちましたが、前日が雨だったこともあり出が悪いようです。田圃の野鳥観察は、日差しに強く照り付けられ困りましたが、ここ権現山の野鳥観察舎は屋根があり日差しを押さえ雨にも耐えることが出来ます。何より本日の気温が低く過ごし易いので待っていても苦痛ではありません。

 

 7時を少し回ったころからキビタキの幼鳥が二羽やって来て、水を飲み終わると追いかけっこをしたりして遊んでいました。キビタキ幼鳥はこの二羽以外にも見ており、正確性には欠きますが、この山ではかなりの幼鳥が繁殖しているようです。

 

 渡り途中の鳥で最初に顔を出したのは、センダイムシクイそれから続いて来たのがサンコウチョウの雌です。この鳥は水場に来ましたが水は飲まずに去っていきました。

 

 10時を回る頃から俄かに慌ただしくなり、エナガやシジュウカラ、ヤマガラなどが一団で訪れてきました。余り多いので、どの鳥にフォーカスするか苦労しました。出が悪いのも困りますが、出過ぎるのも苦労があります。

 

 地元の野鳥CMさんの話では、これから立ち寄る渡りの野鳥は。エゾビタキやヒサメビタキが9月から10月末頃まで見られるとのことでした。

 

 サンコウチョウの雌とセンダイムシクイ

キビタキ幼鳥の 水飲みシーン。至福の一時、美味しい水に満足感が伝わってきます。

これまで会ったキビタキの中でも、口元の橙色が一際濃くてしかも胸が黄色の美男子です。

午前10時を回った頃、エナガやメジロの集団が大挙して来ました。コゲラは連れ立って来て、樹を突いていました。

撮影場所;神奈川県秦野市 弘法山公園(権現山バードサンクチュアリー)

撮影日時;2018.9.13