セイタカシギを一羽、地元の休耕田で確認しました。足の色や目の色が赤くはないので幼鳥と思われ、渡りの途中に立ち寄りしたもので何日か前に入ったものと思われます。
セイタカシギは五月の始め頃、千葉県の繁殖地まで遠征し雛が孵る前の抱卵から雛誕生までを見てきました。
やって来た個体はその時に産まれたものかも知れません。
人間に対して警戒心が薄いのかCMがカメラを構えていても結構近くまで寄ってきてくれます。ただ他の野鳥の鳴き声や大きな音には敏感に反応しその都度舞い上がって退避し、暫くすると戻ってくると言うことを繰り返していました。好みの餌が多く立ち去るには惜しいということでしょうか。
五月に誕生して、僅か四ヶ月後の九月にはもう旅立ちです。動物の社会は本当にサイクルが早いと感じました。まだあどけなさの残るセイタカシギの幼鳥ですが、来年再び生まれ故郷まで元気に戻って来てほしいと願っています。
撮影場所;神奈川県平塚市
撮影月日;2018.9.18
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