北の国から来たお客様、シマアジ・エクリプス


 清川村の公園に逗留していたツツドリは、羽休めが終わり充分栄養を蓄えて南の国に旅立ってしまったようです。

 

 今年は、ツツドリの中でも珍しい赤色ツツドリが三羽も来てくれ、十日間の滞在中は充分楽しむことができました。ただ残念なのは、私たちCMやツツドリにとっても大誤算で、例年大量に発生する好物の毛虫が少なかったことでしょうか。

 

 ツツドリを撮影中、先輩CMのスマホに近所の池にシマアジが来たとの情報が入りました。管理人は駆け出しなのでこうした探鳥ネットワークは持ち合わせていませんが、先輩は独自の情報網を持っています。今回はそのおこぼれ情報を頂きました。

 

 シマアジの途中立ち寄りは、昨年もそうでしたがエクリプスが多いようです。成鳥になると目的地までノンストップで飛行できますが、エクリプスだと羽の筋肉は充分でないため途中休憩をしながらの旅になるのでしょうか。

 

 シマアジは、ユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には途中立ち寄りして東南アジアやインド、アフリカ大陸に南下して越冬するとのことです。稀には日本で越冬する個体もあるようです(☆)。

 

 ところで、管理人がシマアジのエクリプスとした個体は、ご覧いただく読者からご指摘でコガモのエクリプスだと分かりました(掲載写真削除済み)。

 既に当該ブログをご覧になり疑問を持たれた方には誤りを訂正し、そうでない方には誤った情報をお伝えしたことを深くお詫びいたします。

 

 なお、鳥仲間の情報や撮影情報を総合して、秦野市O公園にシマアジ・エクリプスが入った情報は間違いありません。

 

  今回、当公園では残念ながらシマアジ・エクリプスを未撮影のため、昨年平塚市の休耕田に入ったシマアジ・エクリプスと東京都調布市のN川に入ったシマアジ成鳥について比較できるように写真を掲示しました。

 

 成長すると頭の白眉が際立ち、風切り羽が一段と飾られ綺麗に変身します。エクリブスは地味な姿でしたが成長すると大変身です。

 

注)☆印の文章は、ウィキペディアを参照させて頂きました。  

撮影場所;神奈川県平塚市小鍋島 休耕田

撮影日時;2017.9.7

撮影場所;東京都調布市野水 N川

撮影日時;2018.1.11

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コメント: 2
  • #1

    TORIYA (木曜日, 08 11月 2018 16:56)

    コガモです。翼のパターンも典型的。シマアジとする要素が全くみられません。

  • #2

    鳥の宴管理人 (金曜日, 09 11月 2018 10:42)

    TORIYA 様

    TORIYAさん、コメントをありがとうございます。
    ご指摘では、掲載写真はコガモ(小鴨)のエクリプスとのこと、大変失礼するとともにご覧になっている方にも間違った情報を伝えてしまったことに深くお詫び申し上げます。

    実は、当該池にシマアジが入ったとの情報をもらい、現認した鴨をシマアジと決めつけてしまいました。
    慎重さに欠ける行為であり深く反省しており、今後は掛かることの無いよう充分注意を払ってまいります。

    直ちに写真と内容は一部を修正いたしますのでご容赦願ください。

    これに懲りずに「鳥の宴」をご覧になり、今後とも良きアドバイサーとして的確なご助言を宜しくお願いいたします。

    「鳥の宴」管理人