漁港で見かけたキョウジョシギは、夏羽から冬羽に変身

 河口に近い隣町の公園のコスモスは、一時台風24号の暴風ですっかり薙ぎ倒され無残な状態でしたが、倒れていた枝も立ち直り赤やピンク、白色の花が満開となり見頃になっています。

 

 今年は、コスモス、ノビタキを画にしようと三回ほど通いましたがすっかり振られ、四回目となる昨日は、花の摘み取りが許されたらしく多くの来園者が畑に立ち入っていて、撮影は断念しました。

 

 そこで暫く行っていないH漁港に行くことにしました。漁港の中は波も静かなため、土曜日とも相俟って多くの釣り人で溢れていました。

 

 目指す海鳥は、僅かな浜辺と波消しブロック付近にいることが多く、今回見られたキョウジョシギ(京女鷸)は堤防突端の消波ブロック付近で餌を探していました。

 

 このキョウジョシギ、五月の初めころに横須賀のN漁港で見た時は、京都の女性の着物姿に例えて名付けられた名前のとおり、茶と黒色が入り混じった美しい模様の鳥でしたが、冬羽に変わったせいかやや色が薄くなっていました。

 

 チドリ目シギ科に分類され、大きさはチドリ程度で、忙しく動き回り、警戒心は割合薄く、釣り人がいても逃げようとしません。

 

 鳥たちも季節の変わり目、夏羽から冬羽へと変身する時期でもあるようです。山の樹々も色付き始め、これからは多くの冬鳥たちがやって来るのが楽しみです。 

撮影場所;神奈川県平塚市 H漁港

撮影月日;2018.10.20