町田市Y池公園で今年四回目となるカイツブリの雛が元気に成長


 町田市Y池公園の池の周囲には、モミジが沢山植生されておりこのモミジの枝にカワセミが止まって狩猟することから、紅葉の時期にはモミジ・カワセミを狙って多くの野鳥カメラマンで賑わう人気スポットです。

 

 件のモミジは、昨日訪れた時やや色付き始めており、台風の影響を受け葉が傷んでいるものも有りましたが、今年も綺麗な紅葉が期待できそうでした。

 

 この池には一組のカイツブリが縄張りとして生息していて今年の4月には一番子の雛が誕生し、7月頃には二番子、そして9月には何と四番子の雛が誕生したようです。

 

 4月の雛誕生時には管理人もお邪魔し四羽の雛が無事成長した姿を確認しましたが、半年の間に四回も子育てしているとは大変な驚きです。

 

 この池の公園には葦原や中州がなく営巣する条件が無いのではと思いきや、カイツブリは、池に浮いたビニール管を上手に利用して管の端の上に枯れ草を乗せ巣作りしています。

 管理人は4月に一番子誕生しか確認していませんが、これまで子育ての失敗が一回、残る二回が育雛に成功し、野鳥仲間の写真を見ても同じ場所で抱卵・孵卵を繰り返したようです。

 

 池の周りには外敵となるカラスが沢山飛び交っており、高い所からは丸見えで決して良い条件ではないのですが、種の保存と言う動物の本能でしょうか。この池のカイツブリのカップルは頑張り屋さんです。

 

 また、池には小魚も多いとは思いますが、特にこの池のカイツブリの親はとても狩りが上手で二潜り位する間に必ず小魚を咥えて雛に与えていました。

 

 秋も深まるこの時期に、四番子の二羽の雛は人口の浮島に乗って、カイツブリの両親の愛情に包まれて元気に成長していました。

 

注)2018.11.15一部改訂(三番子の記述を四番子に訂正)

撮影場所;町田市Y池公園

撮影月日;2018.10.27