伊勢原市の田圃で見た、ホワイト(白色化)ハクセキレイ(白鶺鴒)


 平塚に行く途中の田圃にコハクチョウがいるとカメラマンのTさんから教わり、伊勢原の田圃にやってきました。

 

 コハクチョウは餌を十分摂っていないのかU字溝に身を横たえ、時折り口をパクパク開けて餌を欲しがっている様子でした。野鳥観察の仲間の話によればもう一週間も逗留しており、一時元気を取り戻した気配を見せたものの十分な餌の確保が難しいようでかなり衰弱しているのではないかとのことでした。

 

 野鳥観察の方には野鳥の会会員がおり、その方と相談の上神奈川県厚木市七沢にある鳥獣保護センターに協力要請を進めたいとのこと、何とか元気を取り戻し旅立って欲しいものです。

 

 コハクチョウを撮っていて、野鳥観察の仲間から、白色化したハクセキレイがこの近くの田圃にいると教えて頂きました。

 

 教えて頂いた道を進むと、四人くらいのカメラマンが収穫後の田圃にカメラを向け、一斉にシャッター切っているのが見えました。

 

 レンズの先には、全身殆ど真っ白の「ホワイト・ハクセキレイ」(白鶺鴒)が動き回っていました。

 

 野鳥観察の仲間の話では、遺伝子欠損による「アルピノ」ではなく、白変種と言うことでした。これを見ていてホワイトライオンを思い出します。ホワイトライオンも同じく白変種で、父親と母親の白い遺伝子の組み合わでホワイト一色のライオンが誕生します。

 

 ライオンなどは餌を採る時、目立ちすぎて逃げられ、しかも敵にもすぐ発見されて生き延びられませんが、小鳥の場合には小さいため生き延びる確率が増し、私たちが知らないだけで個体数は意外と多いのかも知れません。 

撮影場所;神奈川県伊勢原市上谷付近 田圃

撮影日時;2018.11.3