今年はタゲリの到来数が多く、平塚の田圃には14羽のタゲリの群れを確認しています。群れの中でも二つのグループになるようですが、基本的に司令塔が一羽で仕切っているように見えます。
タゲリは学習能力が高いらしく、最初撮影した頃は直ぐに見張りが警戒の鳴き声を出し逃げてしまうのですが、最近ではそうしたことも無くなり、大胆に近寄ってくる個体もいます。
タゲリの鳴き声は、「ミュー・ミュー」と子猫が鳴いているようにも聞こえます。良く見ると猫の顔にも似て愛くるしい表情です。
頭の上に伸びる三本の冠羽が帽子のようにも見え、また足を交差させて佇むいでたちが気品ある婦人のように見えることから「冬の貴婦人」と呼ばれるのでしょう。
一方の「ケリ」は、今年は個体数が少なくあまり見かけられず、鳥仲間のYさんから居場所を教えてもらい今年やっと「ケリ」を撮ることが出来ました。
昨年はあんなに多かったのに今年は稀少価値が高い鳥です。数が少ないうえにタゲリよりも警戒心が強く、目が合うと直ぐに逃げ去ってしまいます。
タゲリと比べると地味な鳥なので何時でも撮れると高を括っていましたが、撮影はなかなか難しい鳥です。去年、馬鹿にしたことを後悔しています。
撮影場所;神奈川県伊勢原市
撮影日時;2018.11.15
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十兵衛 (月曜日, 19 11月 2018 10:42)
警戒心の強いケリ、見事にしとめていますね。2ショットの写真は周りを警戒している様子がうかがえますね?実は私も飛んでるところは撮っているのですが地上に降りた物が撮れていません。今年はこれでケリを付けます。