冬鳥として渡って来たタヒバリ(田雲雀)を相模原市のT池で撮影


 本日もヨシガモを狙って相模原市のT池に行くことにしました。天候は昨日に続いて晴れましたが、太陽が出る所に雲がかかり、陽が出たり隠れたりの繰り返しになりました。

 

 到着した時、ヨシガモは定位置の浮き輪から出払っており、さては渡ったかと心配しながら双眼鏡を覗くと、見学コースとは反対側の池面に、雄四羽、雌二羽が運動会の真っ最中でした。雄の二羽はまだ若くて元気で、これから恋の相手を探していくのかも知れません。

 

 見ている限り採餌行動は一切なく、仲間同士でじゃれ合うように追いかけっこをしていて、体をほぐすように羽ばたきをするもの、逃げていく鳥を水面すれすれに飛んで追いかけたりと活発に動き回っていました。渡りの途中ですので、直ぐにでも飛んでいけるように身体を鍛えているのでしょう。

 

 本日も余り近づいてはくれませんでしたが、カップルで泳ぐ姿や羽ばたいている状態、そして飛翔している状態の写真を撮ることが出来ました。

 

 このT池には、冬鳥の渡りの途中立ち寄り地として、色々な水鳥達がやって来ていますが、ヨシガモを撮るため移動していた時、集水所の通路上に珍しい鳥を見つけました。タヒバリ(田雲雀)です。

 

 仲間のTさんからビンズイかも知れないと言われ、その場では確信が持てないため保留し、帰ってから改めてネットで調べ直した結果、やはりビンズイではなくタヒバリと判断できました。

 

 ビンズイとタヒバリは良く似ていることから間違うことが度々あるとか。ただ、決定的な違いとして、ビンズイは目の後方に白斑があるのでここを確認すれば良いようです(ネット情報)。

 

 タヒバリ(田雲雀)は、ユーラシア大陸東部の亜寒帯やサハリン、千島列島、アラスカ、北アメリカのツンドラ帯で繁殖し、冬季は北アメリカ南部、朝鮮半島そして日本に渡り越冬するとのことです(☆)。

 スズメ目セキレイ科タヒバリ属に属しており、尾を上げ下げするため、良くセキレイと間違われることもあるようです。

 

 管理人は、多摩川の下流域で鴨類を撮影した折と新浦安の日の出三番瀬でタヒバリを撮影しており、今回が三度目です。こうした鳥たちは、偏西風などの風に乗って飛来してくる訳ですが、小さなタヒバリがどのように渡って来るのか興味のある所です。

注)☆印の文章は、ネット版ウィキペディアを参照させて頂きました。

撮影場所;神奈川県相模原市 T池

撮影日時;2018.11.24

参考までにビンズイの写真を。

撮影場所;神奈川県秦野市権現山

撮影日時;2017.12.4