日の出三番瀬で、雄のホオジロガモに続いて雌のホオジロガモを確認

 ビロードキンクロとミミカイツブリを探しに再び日の出三番瀬を訪ねました。このところ天候がなかなか安定せず朝のうち晴れていても途中から雨になるなど不安定な日が続いています。

 

 日の出三番瀬は、朝から北風が吹いていて波が大きくうねり、波間に浮かぶ水鳥達も上下に揺られるため、ピント合わせと位置決めがなかなか困難でした。

 

 前回初めて撮影したビロードキンクロは沖合におり健在でした。ただ幾分近寄ってくれた感はありますが、豆粒から豆に昇格した程度で依然証拠写真の域を脱しません。

 

 ここ日の出三番瀬では前回、ホオジロガモの雄の写真を撮影でき感激したばかりでしたが、今日はホオジロガモの雌に出会うことが出来ました。ホオジロガモは、スズガモのように群れでいないためなかなか探して見付けられるものではありませんが、スズカモの雌の写真を撮っているうち偶然に色の違う個体を見付け、ホオジロガモの雌と分かったものです。

 

 ホオジロガモの雌は、スズガモの雌に本当に良く似ています。大きな違いは、クチバシの色が半分程黄色く先端に黒の切れ込みがあることで、肉眼だけでは見逃してしまいそうです。

 ホオジロガモは留鳥(☆)とのことですが、ここ日の出三番瀬や東京都羽村市の多摩川には冬鳥として群れで渡来する個体が何年か続いており、渡り鳥化しているようです。

 

 日の出三番瀬は、浦安市が市民のために潮干狩りの場所として提供しており、魚貝類の豊富な場所です。湾内はスズガモ達で埋め尽くす程ですが、この子たちの胃袋を支える十分な量が確保されているものと思われます。

 

注)☆印は、ウェブ版ウェキペディアのホオジロガモを参照しています。

 

 

撮影場所;千葉県浦安市 日の出三番瀬

撮影日時;2018.12.15