近くの公園に来てくれた「オジロビタキ(尾白鶲)」

 昨年の11月頃、東京都武蔵野市の公園に珍しい「ニシオジロビタキ」が入ったとのブログ情報を得て、遠征してまでも撮影に行きましたが、今年は近くの公園に来てくれたようです。

 

 このオジロビタキ、ヨーロッパ東部やユーラシア大陸のロシア、シベリアそしてカムチャッカ半島などの亜寒帯で繁殖し、冬季にはインド及び東南アジア方面に渡って越冬し、日本には途中立ち寄りの旅鳥で、稀に冬鳥として越冬する鳥もいるとのことです(☆)。従ってどこでも見られる訳ではなく、希少な鳥の部類に入り撮影できるチャンスはなかなか無いようです。

 

 この公園は、Y市の公園の中でも規模が大きく、森林や谷戸に手を加えず自然のまま残し、昔ながらの生活環境を再現するなどして子供達には環境教育の場として、多くの市民には自然に触れる憩いの場として自然と共生する工夫が凝らされています。

 

 Y市直営の地下鉄に乗り、M公園駅から歩くと20分から30分で入口付近に到着します。主役のオジロビタキは、やや入ったところの涸れ沼の樹木に出てくれました。沼を取り囲み木の柵で仕切られていますが、これが規制線代わりになって小鳥を保護してくれています。

 

 オジロビタキ、色は薄い鶯色で地味ですが、仕草が可愛く愛嬌のある目とお尻の動きには癒されます。教えた訳ではありませんが、枝に止まってジッと同じポーズを取りカメラマンの要望に応えるなかなかの演技派です。

 

注)☆印は、ウェブ版ウェキペディアの解説を参照しました。

 

撮影場所;神奈川県横浜市 M公園

撮影日時;2018.12.21