山の水飲み場は、「シメ(鴲)」が次々と群れで押し寄せ占拠

  2018年(平成30年)も後3日で終わりを迎えました。先日、久し振りに秦野市の弘法山公園を訪ねました。

 

 こちらの公園は以前紹介したとおり、弘法山に連なる最東側の権現山には、山の頂上部分に水飲み場が設営されています。水飲み場はやって来る野鳥達にストレスを与えないようにブラインドされ、訪れる市民や野鳥愛好家には小鳥たちが観察できる構造になっています。

 

 山の頂上に水場があることは、野鳥達にとって本当にありがたいと思っていることでしょう。溢れ出る水盆の縁に立ち、くちばしを真上に美味しそうに水を飲む様は見ているこちらも思わず喉を鳴らしてしまいそうです。秦野市の野鳥保護の取り組みには心から感謝です。

 

 最初にやって来たのは、ルリビタキの雄、その次はシメの軍団です。十数羽はいるでしょうか。次から次へと水盆に降り立ち、水を飲んだり水盆の中に入って水浴びをしたり、焙れるものは脇の水路で水を飲んでいました。 

 この他の野鳥は、ジョウビタキの雌、メジロ、エナガ、シロハラ、ツグミ、キジバト、ヒヨドリなどが顔を見せてくれました。(水浴びは、羽毛に付いたダニを駆除するためです。)

 

 シメは、冬鳥で北海道や本州中部以北で繁殖し、本州以南に渡来するとのことです(☆)。 

 来年は天皇陛下の譲位があり、「平成」は、最後の年になりました。最後の野鳥は、「シメ(鴲)」で閉めたいと思います。本年は拙いブログを応援していただきありがとうございました。来年の干支は、イノシシ、皆様にとりまして、良い年になるよう祈念いたします。

 

注) ☆印は、ウェブ版ウェキペディアの解説を参照いたしました。

撮影場所;神奈川県秦野市 弘法山公園

撮影日時l;2018.12.26