Y公園の小さな猛禽、「ノスリ(鵟)」は、第一観察小屋近くの木に常駐

 2019年は、黄金色をした鳥、トラツグミ(虎鶫)を飾らせて頂きましたが、Y公園には猛禽類のオオタカ(大鷹)と並んで人気の高いノスリ(鵟)がいます。ノスリは留鳥でオオタカと同じように夫婦ペアでいるとのことです。

 

 Y公園には第一観察小屋でノスリを見ることが出来ます。第一観察小屋からは谷戸の間に作られた田圃が見渡せ、そこに生息するカエルやトカゲを狙い、近くの枝にはノスリが常駐しています。

 

 こちらのノスリは、かなり狩り上手で木の上で寝ているのかと思いきや、獲物を取るときは失敗が見られません。そんなノスリですが、木の上に止まっているノスリは保護色に守られており、肉眼では殆ど見つけられません。

 

 ただ好みの樹があるようで、狩りをする前、狩りをした後、そして獲物を捌くための樹木が決まっているようです。知り合いのカメラマンは、この辺の事情を熟知されており、次はあの木、食べるのはあの木と言い当てていました。

 

 広いエリアの中で、ピントを合わせていくのは至難の技ですが、止まるところが分かればかなり解決できます。Y公園では、ノスリが餌を捕獲したとき、餌を持って飛翔するときなど猛禽の荒々しさを切り取ることが出来ました。

 

 ウィキペディアを参照すると、ノスリは、タカ目、タカ科に属する猛禽類で、野ネズミなどを退治してくれるので農家の守り神と呼ばれているとのことです。