ヨーロッパでは見られない鳥、「ヒヨドリ(鵯)」を地元の公園で。

 鳥仲間のTさんから連絡をもらい、久々に地元のF公園を訪ねてみました。昨年も見られた、シベリアからのお客様のアトリが数十羽単位で入っているようです。

 

 F公園は、公園機能よりも調整池としての役割があり、公園の中心部に水を貯める池があります。この池の中心に近い所と端には小島が作られ、そこに松の木やイチョウ、ヌルデの木が植栽されています。

 ヌルデの木は端の小島に植えられていますが果実が枯れて種になり、これを狙って今回紹介するヒヨドリやムクドリそしてツグミがやって来るのです。

 

 私たちは当たり前にヒヨドリ(鵯)を見ていますが、ヨーロッパの人たちにとっては珍しい鳥のようです。ウィキペディアで確認すると、ヒヨドリ(鵯)の生息域は、日本、サハリン、朝鮮半島南部、台湾、中国南部、フィリピン北部にしか分布していないとのことです(☆)。

 

 昨年、珍鳥ヤツガシラが鳥仲間では大きな話題になりましたが、ヒヨドリもヨーロッパでは普段見られないため大変な騒ぎになってしまうのかも知れません。

 

 カワセミの合い間にヒヨドリを撮影したのですが、良く見ると愛嬌のある可愛い顔をしています。

 日本では、留鳥または漂鳥とされているヒヨドリですが、春と秋には暖かい地域に渡り鳥となる個体もいるとのことです。「ヒヨドリ(鵯)」の名前は、「ヒーヨ」「ヒーヨ」と鳴くことに由来するとか(☆)。

 

 このF公園、池の周囲には、ソメイヨシノの桜が取り囲んでおり、桜が満開になる時期には桜の花に止まるカワセミを狙って多くの野鳥カメラマンの人気スポットになります。

 

注)☆印は、ウェブ版ウィキぺディアの「ヒヨドリ」の解説を引用及び参照しました。

 

 

ツグミ(鶫)やムクドリ(椋鳥)も啄みにやってきます。

撮影場所;神奈川県大和市 F公園

撮影日時;2019.1.20