横浜市民の飲料水を確保・調整するT池には、目下30羽を超えるオシドリ(鴛鴦)が来訪中です。オシドリは、近くの公園などの池や沼に立ち寄ってくれますが直ぐいなくなってしまいます。
この池が気に入っているのか長逗留をしているようです。おそらく、周囲がフェンスで取り囲まれ外敵にも襲われにくいことや周辺環境が大型都市公園に隣接しているため、ドングリなどオシドリの餌となるものが豊富に確保されているからかも知れません。
オシドリを初めて撮影したのは2年前になります。写真等で当然知ってはいましたが、現物に向き合って見るとその美しさに魅了されてしまいます。他のカモには見られない、赤いクチバシと頭を覆う冠羽、オシドリを象徴する大きなイチョウ羽が作り物のようで改めてこんな鳥がいるのだなと興奮してしまいました。
オシドリは、冬の時期が婚姻色となり特に美しいのだそうです(☆)。
以前、アジアにしか分布しない鳥としてヒヨドリを取り上げましたが、オシドリもその分布は東アジアで、日本の他、ロシア南東部、朝鮮半島、中国にしか生息していないそうです(☆)。
カモ目、カモ科に属し、日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季は西日本など本州以南に南下して越冬する漂鳥とのこと。食性は植物性傾向の強い雑食で果実や種子、昆虫を食べるようです(☆)。
全長は、オスは48センチメートル、体重600グラム、メスは41センチメートル、体重500グラム。今回、飛翔の写真を撮影して気付いたのですが、他のカモ類は助走が必要なのにオシドリはいきなり舞い上がっており、何故こんなことが出来るのかと不思議に思っておりましたが、軽さが故の成せる技だったようです。
オシドリたち、日陰に隠れてなかなか顔を見せてくれませんが、時々、婚姻の成立しているカップルが群れの中から陽の当たるところに抜け出して来ますので、それが狙い目です。
注)☆印の文章は、ウェブ版ウィキペディアを参照しています。
撮影場所;神奈川県相模原市 T池
撮影日時;2019.1.26
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