境川遊水地の葦原に北から渡って来た「オオジュリン(大寿林)」が群れになって採餌。

 境川遊水地公園は、藤沢市の湘南台駅と横浜市の市営地下鉄下飯田駅の真ん中あたりに位置し、文字通り堺川が両市の境界になっています。詳しくは分かりませんが、境川の下流に位置するため氾濫を防止する調整池としての役割を持っているようです。

 

 管理人は、鳥撮りを始めてからこの場所を知ることができました。広大な敷地は野球や陸上競技の運動場として利用できる他、川で生息する魚や水辺にやってくる野鳥たちの観察の場として提供され、情報センターでは子供たちの学習会も行なわれているようです。

 

 そんな境川遊水地ですが、情報センターの一角には川に沿って沼になっており沼の周辺は枯れた葦が穂をつけて群生しており、野鳥の格好の餌場になっています。ここにオオジュリンの群れが渡って来ています。

 

 オオジュリンは、スズメ目ホオジロ科ホオジロ属(☆)で、カシラダカやホオジロによく似た鳥です。日本では亜種オオジュリンとされ、夏季に北海道や東北地方で繁殖し、冬季は本州以南に南下して越冬するとのことです。オスの夏羽は、頭が喉まで黒く、冬羽は赤褐色になるとのこと。河川や湖沼の草原や湿原などに生息し、食性は雑食、種子や昆虫類を食べるとのことです(☆)。

 

 葦の茎には縦に止まり、穂先に上って種を食べたり、葦の梢の皮を器用に剥がし梢に一面に張り付く白い昆虫の卵らしきものを削ぎ取るように食べていました。

 

注)☆印は、ウェブ版ウィキペディアのオオジュリンの解説を引用しています。

撮影場所;神奈川県横浜市泉区下飯田 境川遊水地公園

撮影日時;2019.2.2