越冬のためにやって来た、二羽の「タシギ(田鴫)」が境川遊水地の沼の水路で採餌に夢中。

 境川遊水地には、「オオジュリン(大寿林)」の群れが枯れた葦原に来訪していることを伝えましたが、沼に造られた水路には、二羽の「タシギ(田鴫)」が夢中になって採餌をしていました。

 

 タシギは、チドリ目シギ科タシギ属に分類され、日本の他、北アメリカ、南アメリカ、ユーラシア及びアフリカに分布していて、夏季にユーラシア北部、北アメリカ北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、アフリカ、インド、東南アジア、北アメリカ南部に渡って越冬をするそうです(☆)。

 

 水田や河川、湿地に生息し、田に良くいることからタシギ(田鴫)と名付けられたようです。また、日本には春秋の旅鳥として途中の立ち寄りや本州中部以南は、越冬のため飛来する冬鳥とのことです(☆)。

 

 夏に出会ったタシギは、警戒心が強く遠くにいてなかなか近付いてくれず困りましたが、餌の枯渇する冬場は、人がいることなどお構いなしに採餌に夢中でした。もともとは、夜間に採餌するのが普通のようなのですが、遊水地公園のように安全な場所では昼間も採餌を行うようです。

 

注)☆印は、ウェブ版ウィキペディアのタシギの解説から引用させて頂きました。

撮影場所;神奈川県横浜市泉区下飯田 境川遊水地公園葦原水路

撮影日時;2019.2.2