薬師池公園では嫌われ者のジョビ夫君、良く見るとなかなか可愛いです。

 昨年12月の終わり頃、突然パソコンが起動不良に陥り前後の写真が全て消失してしまいました。その中に薬師池公園で初撮りしたルリビタキの写真が含まれており、もう一度撮ろうと何回か通いましたがなかなか出会いがありませんでした。地元のカメラマンの話では、縄張りを同じにしているジョウビタキに邪魔されると出て来ないとのことでした。

 

 そんなルリビタキ君ですが、今日は出会った頃と変わりなく瑠璃色の綺麗な姿を見せてくれました。別の公園に行ってきたため到着が11時を回っておりましたが、ルリビタキは相変わらずの人気者で、五・六人のカメラマンがシャッターを押している最中です。慌ててカメラをセットしましたが残念ながら間に合いません。

 

 別のカメラマンが土手の方向にレンズを向けてシャッターを切っているのに気づき、見てみるとシルバーの頭に黒い顔と茶色の胸の小鳥が石垣の上に止まっていました。オスのジョウビタキ(尉鶲)です。

 

 昨年、地元の公園でもジョウビタキを確認していますが、こんなに近寄ってはくれませんでした。ジョウビタキは他の野鳥と比べると人にはとてもフレンドリーです。人に慣れるとどんどん近付いてくれます。

 

 ジョウビタキは、スズメ目、ツグミ科に属し、チベットから中国東北部そして沿海州バイカル湖周辺で繁殖し、日本、中国南部、インドシナ半島北部に渡り越冬するとのことです。日本には冬鳥として全国に飛来するようです。韓国では留鳥になっていて日本では非繁殖ですが、過去には何例か繁殖している事例があるそうです(☆)。

 食性は昆虫類やクモ類などを捕食し、ピラカンサスの実なども食べるとのこと(☆)。

 

 ジョウビタキは暫くすると他の樹々に移ってしまい、代わりにやって来たのがルリビタキ君です。昨年会って以来ですが元気に過ごしているようです。ジョウビタキがいる間木の上に止まっていましたが、岩の上に降りて来てくれました。 

 

注)☆印は、ウェブ版ウィキペディアのジョウビタキの解説から引用及び参照しています。

撮影場所;東京都町田市 薬師池公園

撮影日時;2019.2.5