舞岡公園の葦原の湿原では、沢山のカメラマンに「クイナ(水鶏)」が躍る

 舞岡公園に珍鳥のアリスイ(蟻吸)が見られることを先のブログで紹介しましたが、アリスイがいる場所には時々クイナ(水鶏)が出没してくれます。アリスイは葦原の湿原で葦の生えていない所で採餌をしており、空からの攻撃を警戒して時々動きをピタッと止める場合があり、待っている間にクイナ(水鶏)が顔を見せてくれたりするのです。

 

 クイナは更に警戒心が強くそうそうは出て来ませんが、水路の中で餌を採るのに夢中になり、ついフライングをしてしまうことがあるようです。普段は二三人のカメラマンに撮られることはあっても、こんなに沢山のカメラマンに囲まれることはありませんからビックリポンですね。人に気が付くと飛ぶように一目散に退散してしまいます。この鳥の撮影は、いかに早く気が付くか!がポイントです。アリスイさんのお陰で平穏な生活を脅かされるクイナは本当に気の毒です。

 

 クイナ(水鶏)は、ツル目クイナ科クイナ属で、古の世ではクヒナと表され、古くから知られてきたようです。漢字で水のニワトリと表されるようにお尻がちょっと上向きで、足とクチバシがもう少し短ければニワトリによく似た可愛い鳥です。その分布や繁殖地域は、北欧のスウェーデンやノルウェー南部で繁殖し、アメリカ大陸北部や中東に南下、朝鮮半島や日本、シベリア東部で繁殖したものは冬季にインド南部、中国南東部に南下して越冬するとのことです(☆)。

 

 日本では、本州中部以西で繁殖し本州中部以南に渡り越冬するとのことです(☆)。湿原や湖沼、水辺や水田に生息し、食性は雑食でなんでも食べるようです。

 

注)☆印は、ウェブ版のウィキペディアから引用いたしました。

 

 

撮影場所;神奈川県横浜市戸塚区 舞岡公園

撮影日時;2019.2.19