一昨年は、メジロガモが新横浜公園に飛来したと聞き飛び勇んで行きましたが、はるか遠くにいて近づいてくれることはありませんでした。それがどうでしょうか。同じ個体が町田市の薬師池公園にやって来たときには別人、否、別鳥で近くには寄ってくれ、更に羽ばたきまで見せてくれ、珍鳥クビワキンクロとの豪華共演を楽しむことができました。
今年度も薬師池公園に飛来してきたと聞いて駆けつけたのですが間に合いませんでした。この個体、横浜市の藤が丘のある公園の池に移ったらしいとは聞いていましたが、ある方から情報を頂き早速行って見ました。都市公園ではないので詳しい名前の公開は差し控えますが、こんな都会のど真ん中で過ごしていたとは思いもしませんでした。
この池は、都会の公園にありながら身を隠す葦原があり餌となる蓮の根や若芽なども充分で、過し易い環境条件が整っており、メジロガモにはお気に入りの場所になったものと思われます。撮影していて気付いたのですが、殆どの水鳥が人を恐れません。むしろ人がいると寄って来ます、ひょっとすると美味しい食べ物を頂いているのかな?
このメジロガモ(目白鴨)、その名のとおり目が白いので目白鴨と言いますが、通常日本へ渡って來ることはなく迷鳥の扱いです。ウィキペディアの解説では、中央・南部ヨーロッパから中央アジア、チベットで繁殖し、冬季はペルシア湾沿岸、ロシア西部、インド北部に渡り越冬するとのことです。
様々な渡り鳥がいますが不思議に思うのは、ピンポイントで同じ場所に渡来できるということです。野川公園のシマアジもそうですが、このメジロガモも昨年から飛来しているものと同一の気がします。野鳥の持っているGPS機能には改めて脱帽です。
この池には、手前に蓮が植えられていますが、メジロガモやホシハジロそしてバンなどが潜水して若芽や根っこを啄んでいました。三月まで元気に過ごし、来年も元気な姿を見せて欲しいものです。
同じ潜水仲間のホシハジロのカップルと一緒。
撮影場所;神奈川県横浜市青葉区 M公園
撮影日時;2019.2.23
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