冬鳥として来訪した「アカハラ(赤腹)」、地元の公園では落葉が処理され姿を現せず。

 久し振りに綾瀬市の蟹ヶ谷公園に顔を出しましたが、冬枯れの景色の中にピンクの並木が出迎えてくれました。ピンクの花は早咲きの桜でしょうか、名前は分かりませんが、この公園には早くも春がやって来たようです。

 

 小高い見晴らし台を横に見ながら林を下ると湿地園が見えてきます。湿地の南側は沼になっており、二分するように大きな橋が沼を跨いでいます。南側の沼は古代ハスが植えられており、夏になると蓮の蕾や蓮華に止まるカワセミを狙って多くのカメラマンで賑わいます。

 

 「アカハラ(赤腹)」は、湿地園に降りる階段脇の植え込みにいました。ガサゴソと落ち葉を突きあげる音がしましたので覗いてみるとアカハラです。階段を降りる手前ではシロハラを見かけており、紅白が揃ってやって来てくれたようです。

 

 スズメ目、ツグミ科、ツグミ属のアカハラですが、中国南部、台湾、日本、フィリピン北部しか分布せず、夏季に日本で繁殖し、冬季には中国南部、日本、フィリピン北部へ南下して越冬するとのこと(☆)。日本では夏鳥として本州中部以北で繁殖、冬季に冬鳥として本州中部以西で越冬するそうです(☆)。

 

 食性は雑食で動物食傾向が強く昆虫類を好物とし果実も食べるようです(☆)。例年は落ち葉のあった斜面地ですが綺麗に落ち葉が処分され、アカハラはなかなか姿を現すことができずにいましたが、覚悟を決め出てくるやクチバシを地面に差し込み、ムカデのような昆虫を食べていました。

 

注)ウェブ版ウィキペディアを引用・参照させて頂きました。

撮影場所;神奈川県綾瀬市吉岡 蟹ヶ谷公園

撮影日時;2019.2.26