小田急線梅が丘駅近く羽根木公園の梅林は満開、メジロ(目白)やヒヨドリ(鵯)が梅花の蜜を求めて飛び交う。

 地元を離れて小田急線梅が丘駅に近い羽根木公園の梅林を訪ねました。駅の改札を抜けると小さなロータリーがあり、小田急線を直角にタイルが敷き詰められた歩道を進み、最初の交差点を過ぎてから少し歩くと公園の入口に出ます。

 

 駅の名前は、住所よりもその地域の主要な施設や形態を示す場合が多く、梅が丘も名前のとおり小高い丘の斜面一帯に梅の林があり今や満開となり見頃を迎えていました。

 

 丘の斜面には色々な種類の梅が植えられており、梅の花が間近で見れるように梅の木の間を縫って小路が作られています。小路は畳表の古材が敷きこまれ、歩きやすくぬかるみになっても困らない嬉しい配慮です。天気予報では一日曇りの予想でしたが、朝から雲一つない快晴となり観梅日和となりました。

 

 梅の花が満開となる今の時期は、この公園に住んでいる野鳥たちにとってはきっと天国でしょう。何時でも甘い蜜が吸い放題なのですから。メジロは、河津桜に来るメジロ同様、リーダー格のメジロの行動を見ながら群れで行動していました。蜜を吸う梅をリーダーが決めると一斉に飛び移ってきます。蜜を吸う時間は短時間で、花弁にクチバシを差し込んだと思うと次の枝に移って行き、じっくり撮らしてくれません。

 

 斜面地の梅林は、梅に止まる小鳥を撮るのに空抜けだけは防げる利点があります。今日のような快晴では、空の青さを敢えて出すため、梅を見上げて枝止まりする小鳥を狙うこともできます。+2程度の補正は必要でしょうか。

 

 園内には、ヒヨドリの他、ジョウビタキやシジュウカラが見られ、シジュウカラは早くも高い木の上で求愛の囀りをしていました。

撮影場所;東京都世田谷区代田4-36 羽根木公園

撮影日時;2019.3.10