今日は昨日に続いて「シベリアジュリン(西比利亜寿林)」の撮影に境川遊水地公園を訪ねました。天気予報どおり南風が入り暖かな一日となりました。ただ葦原の一角にある通路は風が冷たく、冬のジャンバーを羽織らないと少々寒く感じました。
実は昨日撮ったシベリアジュリンと思われる写真を拡大し、オオジュリンとの識別方法についてウィキペディアやウェブに掲載されたブログ情報を参考に見直した結果、シベリアジュリンとは確証が持てずリトライ撮影に臨んだものです。
改めてシベリアジュリンとオオジュリンの違いを先輩カメラマンのK・Tさんから3点ほど教えて頂きましたので紹介しましょう。一点目はクチバシの形状が違うこと。オオジュリンは丸みを帯びているのにシベリアジュリンは直線的でやや小さ目。二点目は、目にアイリングがあるのがシベリアジュリン。三点目は、シベリアジュリンの足はやや赤味がかっていること等々です。この他にもオオジュリンより少し小さ目などありますが、比較できないので割愛です。
注)一点目のクチバシの違いについては、ウェブで「シベリアジュリンが飛来 ※識別のポイント」のブログにも紹介されています。
シベリアジュリンは、オオジュリンと同様、日本を越冬先として飛来してきた渡り鳥で、名前に因んでシベリアやモンゴル、カムチャッカ半島、中国北東部で繁殖し、朝鮮半島から中国東部に渡り冬を過ごすようです。
遊水地のシベリアジュリンは、葦の穂先から落ちた種子を食べているようで、葦の根本を這うように移動しており、時折梢を伝って上がって来て姿を見せてくれます。ただ枯れた葦の根本には新しい葦が伸びてきていて、シベリアジュリンの移動が隠れて見失ってしまいます。小さいうえに保護色で、見つけるのに困難な手強い相手でした。
撮影場所;神奈川県横浜市下飯田 境川遊水地公園
撮影日時;2019.3.22
「シベリアジュリンとオオジュリンの識別方法」
クチバシが直線的 → シベリアジュリン(左側) クチバシに丸みを帯びる → オオジュリン(右側)
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