春の風物詩は、サクラ枝止まりのカワセミとサクラに止まるコサギ。

 大和市には、小田急江ノ島線に桜が丘駅という桜に因んだ駅があります。その名のとおり駅の西口側に階段を降りると直ぐにロータリーがあり、その周辺から桜の花で埋め尽くされていきます。

 

 コンビニを過ぎ、交差点を抜けると道路の両側には桜のトンネルが出迎えてくれます。桜は老齢化して一部伐採された所もありますが、坂道を下り桜が丘学習センター付近まで続き、富士見橋の下が公園になっていて斜面に植えられた桜の枝が花の重みで中央まで垂れ下がり、公園全体が満開の桜で覆われていて見事です。

 

 更に道路は坂道を上りますが、丘の頂上に出ると前方の丘には厚木基地が見えます。基地の端になる斜面地にもやはり染井吉野桜が沢山植栽されており、手前を流れる引地川の流域にも煙突のある環境センター付近から両サイドに桜が植えられ、高座渋谷駅近くまで桜のトンネルが続いています。

 

 桜が丘駅から始まり高座渋谷までの引地川に植えられた桜のトンネルは、通称「千本ザクラ」と呼ばれ、地元の自治会や愛好会が普段から草取りや掃除をして手入れをしており頭が下がります。

 

 引地川流域の桜の周辺はお花見のスペースがあり、この時期満開の桜の下は花見客で賑わいます。歩道もあって桜を見ながら散歩をするのには最高です。高座渋谷駅に近い常泉寺に立ち寄り、ミツマタや桃の花、カタクリなど沢山の花を楽しむことができお勧めです。

 

 この時期は、サクラの花がらみの野鳥が似合っています。桜の枝に止まるカワセミと桜の枝に止まるコサギを紹介しましょう。

撮影場所;神奈川県大和市 引地川流域

撮影日;2019.3.31