一羽の雄の「シマアジ(縞味)」が、越冬先から渡りの途中で地元近くの公園にお立ち寄り中。

 茅ケ崎市にある神奈川県立茅ケ崎里山公園の芹沢の池には、越冬先(国内と思われます)から渡りの途中で寄ったと思われる雄の「シマアジ(縞味)」が一羽だけ、コガモたちの群れと一緒に元気に泳いでいます。

 

 「時折、池の周囲を飛翔することがあるのよ」と女性カメラマンさんから教えて頂き期待していましたが、一緒に泳ぐコガモたちは何度も飛び立ちや飛翔を繰り返しましたが、当のシマアジは一回だけ僅かな飛び上がりと羽ばたきを見せただけで飛翔はありませんでした。

 

 「シマアジ」はウィキペディアなどの解説を見ると日本への渡り鳥ではないと紹介されていますが、実際には数こそ少ないものの三鷹市野川の越冬シマアジの例もあり、日本を渡り先とする個体も出て来ているような気がします。

 

 シマアジはもともと涼しい気候が好きな水鳥のようで、今月の中旬頃まで逗留しその後は繁殖地となるユーラシア大陸に渡っていくと思われます。なかなか見ることの出来ない水鳥ですので、池の周囲には沢山の野鳥カメラマンが訪れていました。

 

 里山公園は駅から少し遠いためマイカーでの来場になりますが、駐車場は沢山用意されていて一日200円のリーズナブルな価格です。

 

 冬鳥としてやってきたシマアジやコガモたち、私たち野鳥カメラマンを充分楽しませてくれました。これからシベリア方面へ再び戻ることになりますが、栄養を蓄えて元気に飛び立って欲しいと願っています。

 

撮影場所;神奈川県茅ケ崎市 神奈川県立茅ケ崎里山公園

撮影日;2019.4.4