早くも初夏の風物詩の「ツバメ(燕)」が境川遊水地公園に到着、巣材集めに奮闘中。

 境川遊水地公園の葦原には、まだオオジュリン(大寿林)やシベリアジュリンが逗留していると聞き訪ねてみました。先週訪れた時は葦の新芽が伸びきっていなかったのに、かなり伸びて下を這うシベリアジュリンを見つけるのはかなり難しそうです。来訪しているカメラマンは相変わらず多く、シベリアジュリンは大人気のようです。

 

 以前に比べてオオジュリンはかなり頻繁に現れてくれ、到着した時シャッター音がしたので慌ててセットして撮影しましたがオオジュリンで、シベリアジュリンではありませんでした。確認は後からととりあえず鳥が動けば撮影したのですが、シベリアジュリンを撮ることはできませんでした。

 

 この時期は、冬鳥と夏鳥が交錯する時期、手前の水路では渡りに備えてコガモの群れが一心不乱に採餌をしておりましたが、その傍らを越冬先から渡って来たツバメが低空で通過しては上昇すると言うことを繰り返しており、時折、気に入った巣材を見つけては水路に降り立ち巣材を運んでいました。

 

 ツバメは、北半球の広い範囲で繁殖し、冬季には、台湾、フィリピン、ボルネオ北部、マレー半島、ジャワ島で越冬するそうです(☆)。稀に日本では、歌にも知られる「越冬ツバメ」が中日本や西日本で見られるということです(☆)。

 

 ツバメは尾の形が独特であり、長い尾に深い切れ込みがあって二股に分かれているのに特徴があります。昔から人の出入りする家などの軒先に巣を作り、特に農家は稲に付く害虫を食べてくれるので益鳥として大切にしてきました。

 

 燕尾服のモデルにもなった「ツバメ(燕)」、これから暖かくなると昆虫などの食べ物は多くなり、4月から7月までは産卵期、子育てが始まります。これから子供たちが音符の様に電線に止まっている光景を見るのもあと僅かです。

 

☆印は、Web版ウィキペディアのツバメの項目を参照及び引用させて頂きました。

撮影場所;横浜市泉区下飯田 境川遊水地公園

撮影日;2019.4.7