韓国の国鳥「カササギ(鵲)」は、ソウル市内の至る所で抱卵と子育ての真っ最中。

 第126代、徳仁天皇のご即位を心からお祝い申し上げます。今日から元号が令和と改められ、新しい時代の幕開けとなりました。平和が続く世の中で在りたいと願っています。

 

 先月の末から韓国ソウルを訪ね、観光旅行の傍ら韓国野鳥の撮影を楽しんできました。ソウルの気候は、日本と比べて朝夕の冷え込みが強く冬物のジャンバーが必要なくらいですが、日中は暖かく羽織るものはいらなくなります。空気が大変澄んでいて爽やかな気分です。

 

 韓国を訪ねた時、必ず目に留まる野鳥がカササギ()です。韓国の国鳥にも指定されており、「幸せを呼ぶ青い鳥」ということで大事に保護されていてその数はかなり増えてきているようです。

 

 この季節、カササギの抱卵と子育ては至る所で見られます。道路を歩いているとカササギの独特な鳴き声がするので見上げると銀杏の木の天辺あたりに巣が作られており、道行く人を威嚇していました。恐らく雛が孵っているのかも知れません。

 

 カササギの生息域は、北アメリカ、欧州全域、中央アジア、アラビア半島そしてオホーツク海北部沿岸で、日本では九州の福岡県や佐賀県で留鳥になっているとのことです(☆)。

 

 九州の個体は、朝鮮半島から飛来した迷鳥が繁殖したものとか持ち込んだものとか推測されていますが真偽は不明のようです。江戸期には佐賀藩で手厚い保護をしていたそうです(☆)。

 

 日本での和名はカササギですが、韓国の呼び名はカッチと呼ばれます。九州ではカチガラスやコウライガラスと呼ぶことから朝鮮半島との縁を感じます。

 

注)☆印は、Web版ウィキペディアのカササギの解説を参照・引用させて頂きました。

撮影場所;韓国ソウル特別市 昌徳宮付近

撮影日;2019.4.29