越冬から繁殖地に向かう、「チュウシャクシギ(中杓鴫)」が横須賀市の某漁港近くの岩場にお立ち寄り。

 五月の大型連休もやっと終わりましたが、この間にも森や海の野鳥達は入れ替えがどんどん進んでいるようです。連休明けの初日は、横須賀市の某漁港を訪ねました。

 

 到着した時間が早かったため潮は引いておらず岩場はまだ見えていません。潮位表では午前8時過ぎから引き始めですので、程なく岩場全体が顔を出すはずです。

 

 この漁港の入り口付近には釣り人が多いのですが、今日は三人くらいしか見えません。釣り人達を見ている傍を「ポイピッピッピツ」と少し甲高い鳴き声がして二羽の水鳥が岩場に降り立ちました。長いクチバシが下向きに湾曲しています。大きさはそれ程大きくないので、チュウシャクシギ(中杓鴫)と思われます。

 

 このチュウシャクシギは、昨年もこの漁港近くに立ち寄ってくれました。ウィキペディアの解説によれば、繁殖地はユーラシア大陸と北アメリカの寒帯から亜寒帯とのこと、冬季は、アフリカ、中東、インド、オーストラリア、中央アメリカ、南アメリカに渡り越冬するとのことです(☆)。

 

 日本へは旅鳥として、春の渡りの時期に群れを成して渡来するとのこと。冬季を暖かい場所で過ごし、繁殖地に向かう途中の立ち寄りのようです(☆)。

 

 食性は、カニなどの甲殻類を捕食(☆)するとのことで、撮影する間にも二匹の大きなカニを採餌していました。

 

注)Web版ウィキペディアのチュウシャクシギを参照及び引用させて頂きました。

撮影場所;神奈川県横須賀市 

撮影日;2019.5.07