平塚の葦原では沢山のオオヨシキリのペアが求愛のために囀りを行っていることをブログで紹介しました。この葦原には毎年のようにヨシゴイが渡来し、何羽かの雛を育て上げ冬に入る前に越冬先に帰っていきます。詳しいことは分かりませんが、その体長から東南アジアのいずれかの国から飛来してきたものと思われます。
ヨシゴイの分布は、フィリピン、ベトナム等の東南アジア諸国とインド、スリランカ等南アジア地域の一部そして北アジアのロシア、日本を含む東アジアと広範です。日本には繁殖のため夏鳥として飛来します(☆)。
ペリカン目、サギ科、ヨシゴイ属に分類され、全長は31~38センチメートル、翼を広げた時は53センチメートルでサギの仲間としてはやや小さめです。上面は褐色、下面は淡黄色の羽毛に覆われ、クチバシはオレンジがかった黄色、虹彩も黄色です。雄の場合、頭の上が濃紺色をしており雌と異なります(☆)。
湿原、湖沼、水田で生息する他、和名の由来ともなっている葦原で単独またはペアで生活します。食性は動物食で魚、カエルなどの両生類、昆虫、ザリガニなどの甲殻類を食べます(☆)。
餌を見つけると、ササゴイの様に移動せずに首を長く伸ばし、一瞬のうちに餌を捉えてしまうのが妙技です。管理人は、餌を捉えるシーンをまだ確認しておりません。
注)☆印は、Web版ウィキペディアのヨシゴイの解説を参照及び一部引用しています。
ヨシゴイ(葦五位)のペア、愛の交歓。
撮影場所;神奈川県平塚市
撮影日;2019.6.7
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