土浦市桜川のサギのコロニーには、チュウサギやアマサギに混じって「ゴイサギ(五位鷺)」も営巣。仲良しのペアは、二回目の抱卵に向け協働で巣の手直し。

 土浦市学園大橋の桜川中州には、珍しいアカガシラサギが到着していることを紹介しましたが、チュウサギやアマサギに混じってゴイサギ(五位鷺)も営巣しており、既に大きくなったホシゴイ(星五位)が周辺を飛び回り存在感を示しています。

 

 ヨシゴイは本州以南では周年生息する留鳥ですが、夏季には北海道に渡っていき冬季には南下する個体もいるとのことです。その分布は、アフリカ大陸、南米アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、フィリピン、マダガスカルそして日本と言うことです(☆)。

 

 繁殖は4月から8月の間、二回に分け、夫婦が交代で20日間程度抱卵して雛に孵し、更に20日程度後に巣立ちをするとのこと(☆)。巣作りは、小枝を近辺から咥えてきて組み合わせるように差し込んでおり、ペアで仲良く協働作業をしていました。微笑ましい光景です。

 

 ゴイサギは、夜行性の動物で、夜間飛翔中に「クワッ」と大きく鳴くことから「夜烏」と呼ぶ地方もあるそうです。目が赤く、頭から背中にかけて緑黒色の羽毛で腹の部分は白く鮮やかで綺麗な鳥です。名前の由来は、平家物語の作中、醍醐天皇の宣旨に従い捕らわれ、五位を授かったことによるとか(☆)。食性は、動物食で魚介類や両生類を捕って食べ、単独か番(つがい)での行動とのことです(☆)。

 

注)☆印は、Webウィキペディアのゴイサギの解説を参照し、一部引用しています。

仲良しペアのゴイサギ(五位鷺)。笹竹に止まったホシゴイ(星五位)。ゴイサギの幼鳥は大きく育って。

撮影場所;茨城県土浦市佐野子 桜川中州

撮影日;2019.7.13