うだるような猛暑の最中、早くも三羽のセイタカシギ(背高鷸)が平塚の休耕田に到着。野鳥達は、季節の変わり目を敏感に捉えて早くも渡りの開始か?

 台風がもたらした大雨で久し振りに雨枯れが解消し、畑に植えた野菜も一息ついた状態です。野鳥の撮影もこの暑さでなかなか出掛ける気分になりませんが、今日は鳥仲間のAさんから情報を頂き、平塚の休耕田でセイタカシギ(背高鷸)を撮影してきました。

 

 セイタカシギ(背高鷸)は、チドリ目セイタカシギ科に属し、ヨーロッパやアフリカ、アジア南部を中心に広く分布している野鳥です。日本では旅鳥または留鳥ですが、かっては迷鳥で稀にしか見られなかったということです。繁殖が最初に確認されたのは、愛知県の干拓地で、現在は東京湾、伊勢湾、三河湾周辺でそれぞれ繁殖が確認され留鳥になっていいるということです(☆)。

 

 東京湾では、千葉県習志野市の谷津干潟で周年留鳥になっているということですが、管理人は木更津市の蓮池で繁殖を確認しています。今回立ち寄りのセイタカシギ(背高鷸)ですが、どこから来てどこに渡って行くのか興味のある所です。

 

 湿地や干潟、河口、水田などに生息するセイタカシギですが、食性は動物食で昆虫、エビやカニなどの甲殻類や小魚、ゴカイを捕食するとのことです(☆)。立ち寄った三羽のセイタカシギは、水中に頭まで潜らせ長いクチバシを使って餌を漁っていました。

 

注)☆印は、Web版ウィキペディアのセイタカシギの解説を参照、一部引用しています。 

撮影場所;神奈川県平塚市

撮影日;2019.8.17