浦安日の出三番瀬は、冬鳥たちの豊富な漁場。ひと際大きな「カンムリカイツブリ(冠鳰)」も冬羽の白い羽毛に変身して越冬中。

 「カンムリカイツブリ(冠鳰)」は、ユーラシア大陸の中部以南から冬鳥として飛来し、池や湖沼そして海などで意外な所から浮いてきて驚かせ愛嬌のある一面を見せています。この野鳥がレッドリストの軽度懸念に指定されていることはご存じでしょうか。管理人は、今回ウィキペディアの解説を読み初めて知ることができました。

 

 管理人は単に野鳥を撮影するだけでなく、形態や生態そして分布などに関心を持っており、Web版のウィキペディアの解説を大いに参考にしています。野鳥を撮影するようになって良く見かける水鳥でしたので、レッドリストの軽度懸念に指定されているとは驚きでした。日本は一部を除いて繁殖地ではなく、繁殖場所に問題が起きているということでしょうか。

 

 「カンムリカイツブリ(冠鳰)」は、アフリカ大陸の一部、ユーラシア大陸の中部以南、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド(南島)そして日本に分布し、日本では冬季に亜種が九州以北に冬鳥として飛来するとのことです(☆)。日本に渡来するときは冬羽でやって来て、翌年3月頃に渡っていくときには夏羽に変身するわけです。

 

 体長は、56センチメートルでカイツブリ目では大型種に属しています。食性は動物食で、水中に潜って魚や貝、甲殻類を捕食します。

 

 浦安日の出三番瀬は、越冬のため沢山の冬鳥たちがやって来ていますが、その中でも潜水の得意なカンムリカイツブリやハジロカイツブリ、スズガモたちが顔を出しては直ぐ潜るといったことを繰り返していました。

 

注)   ☆印は、Webウィキペディアのカンムリカイツブリの解説を参照し、一部を引用しています。 

三枚まで冬羽のカンムリカイツブリ。最後は、夏羽のカンムリカイツブリ。

撮影場所;千葉県浦安市 日の出三番瀬

撮影日;2019.12.09