雪が降る前に高い山から下りてきた「トラツグミ(虎鶫)」。越冬地の座間谷戸山は、枯葉が積もって大好物のミミズも豊富、寒い冬を元気に過ごせるか!!?

 今年は新年を飾る鳥として、縁起を担ぎ黄金色をした「トラツグミ(虎鶫)」を取り上げました。その個体と同じものかどうかは分かりませんが、雪が降る前に高い山から座間谷戸山に降りてきて元気な姿を見せてくれました。着いたばかりでお腹が空いているのか休むことなく両足をそろえ、地面を震動させ驚いて飛び出すミミズを一瞬のうちに食べていました。

 

 トラツグミは、シベリア東南部から中国東北部、朝鮮半島などで繁殖し、冬季はインド東部からインドシナ半島、フィリピンなどに渡り越冬するとのこと(☆)。日本は留鳥または漂鳥として周年生息し、本州、四国、九州の低山から亜高山帯で繁殖を行い、雪に埋まる冬季は平地に降りてきて越冬するそうです(☆)。

 

 体長は、30センチメートルでヒヨドリ並みの大きさで、頭部から背中、腰までと翼などの体表は黄褐色で黒い鱗状の斑が密にあります(☆)。体の下面は白っぽく、クチバシは黒、脚は肉食をしています(☆)

 

 丘陵地や低山の広葉樹林に好んで生息しており、林の多い公園などでも多く観察されるとのこと。食性は雑食で雑木林などの地面に積もる枯葉をかき分けながら、地面を震わせて土中の昆虫やミミズなどを驚かせ飛び出てきたところを捕食してしまう訳です。冬季は木の実も食べるそうです(☆)。

 

注)   ☆印は、Web版ウィキペディアのトラツグミの解説を参照し、一部引用しています。

撮影場所;神奈川県座間市 谷戸山

撮影日;2019.12.12