2020年の新春を飾る野鳥は、今年も地元の公園に来てくれた冬鳥の「シロハラ(白腹)」。今年の公園管理者は律義者、枯葉清掃が行き届き餌のミミズも少なめか。

 2020年の新春を迎えられたことに感謝です。この年になると正月は人を持て成す立場になり、元旦から親戚の子など三組の対応に追われました。やっと解放されて、撮り鳥の開始です。近くにある綾瀬市の都市公園を訪ねました。この公園は、小さいながらも丘には樹木があって林ができており、冬鳥のシロハラやアカハラなどが毎年顔を見せてくれます。

 

 シロハラやアカハラは雑食でミミズや昆虫、木の実などを食べます。これらの野鳥は、枯葉の下にいるミミズなどを当てにしており、布団代わりの枯葉がないと餌になるミミズが少なくなるかも知れません。この公園の林は広葉樹が多く、冬場は枯葉が大量に落ちて公園管理者は大変です。兼ね合いは難しいのですが、枯葉が少し残る程度にしてもらえると野鳥のためにはありがたいのですが・・。

 

 そんな心配はよそにして、今年も公園にはシロハラ君?が来てくれました。オソ、オシプシオ。元気にピョンピョン跳ねながら、時折土の中にクチバシを入れて獲物を探していました。例年ですと枯葉をかき分けるガサゴソという音を頼りに鳥を探すのですが、保護色は役立たずで、ツグミ大のシロハラは直ぐに見つけることができます。

 

 シロハラは、東アジアに分布していて中国東北部からロシア沿岸地方の地域で繁殖し、日本や朝鮮半島、中国で越冬する野鳥とのことです日本では、冬鳥として本州以南の積雪の無い低地、例えば都市公園や緑地帯等にやって来て越冬し、春には繁殖地の北方に戻っていくとのこと。また、西日本の山地では、わずかに繁殖が確認されているそうです(☆)

 

 この公園のシロハラはとてもフレンドリー、お腹の白色が少ないのでオスでしょうか、人をあまり怖がりません。警戒心は持っていますが、カメラを向けていても危害を加えないと分かると結構近くまで近づいてくれます。この冬、飼い猫に襲われないことを祈るばかりです。

 

注)   ☆印は、Webウィキペディアからシロハラの解説を参照し、一部引用させて頂きました。

枯葉の少ない公園で採餌する「シロハラ(白腹)」。

撮影場所;神奈川県綾瀬市 蟹ヶ谷公園

撮影日;2020.1.5