冬鳥として中国から越冬のためやって来たハジロカイツブリ。暖かい春を迎え、冬羽から夏羽へと衣替え、生まれ故郷に戻る前に大変身。

 千葉県浦安市の日の出三番瀬では、昨年の冬から越冬のためハジロカイツブリが逗留していましたが、暖かい春を迎えてそろそろ生まれ故郷の中国に戻る時期になりました。戻る前に冬羽から夏羽へと衣替えをしてから渡っていくようです。

 

 久し振りに浦安日の出三番瀬を訪ねました。例年スズガモの群れで湾は埋め尽くされ、冬の風物詩となっているのですが、そのスズガモ達も生まれ故郷に旅立ち、かなり少なくなっておりました。そろそろ冬鳥と夏鳥が入れ替わる時期に差し掛かったようです。

 

 そんな中、オオバンやヒドリガモはひと際元気に泳ぎ回っており、ガラガラになった湾を我が物顔に潜水しているのが、ウミアイサやハジロカイツブリ達です。ウミアイサは、雌も雄も体毛の色が濃くなった気がします。繁殖期を迎え、婚姻色に変化しているのかも知れません。ハジロカイツブリは、冬羽の個体もおりましたが夏羽に衣替えし、大変身の個体を見ることができました。管理人は、夏羽になった個体を見るのは初めてです。ルビーのような赤い目が特徴で、夏羽になって鋭い眼光にますます拍車がかかったような気がします。

 

 ハジロカイツブリは、ヨーロッパやアフリカ東部と南部、北アメリカ東部及び南アメリカ北東部で分散して繁殖するそうです。日本には中国東北部やウスリー川周辺で繁殖した個体が冬鳥として北海道から九州まで各地の海や湖沼に渡来するとのことです(☆)。日本では中国東北部やウスリー川周辺で繁殖したものが、北海道から九州まで各地の海や湖沼に渡って来るとのことです。

 

 食性は、動物食で水中に潜って小型の魚や貝、そして水生昆虫、甲殻類を捕食するとのことです(☆)。また、水に浮かんでいる時には黒っぽいが、飛び立つときは羽の内側が白色をしており、名前の由来になっています。

 

注)     ☆印は、Webウィキペディアのハジロカイツブリの解説を引用させていただきました。

撮影場所;千葉県浦安市 日の出三番瀬

撮影日;2020.3.24